親から譲り受けた空き家をどうする!?相続時の3,000万円控除とは

空き家 控除

こんにちは。営業事務の野口です。日々の生活と切っても切り離せない税金との関係。そんなに払うの!?そう心が叫びたがってるんだ。映画『心が叫びたがっているんだ。』7/22全国ロードショー※映画のストーリーは大切な人に好きと言えない4人の物語です。税金とは関係ありません。)

・・・ということで今回は空き家の3,000万円特別控除について書いてみようと思います。

空き家を相続 3,000万円控除とは

空き家 控除

空き家の3000万円控除とは平成28年度の税制改正によって、親から相続した空き家の売却に対して譲渡所得の金額から最高3000万円までの特別控除が受けられるというものです。これまで売却時の3,000万円の控除は、自分が住んでいるマイホームを売却する場合に限られていました。しかし、親から相続した資産である親が居住していた家にも同様に3,000万円の控除を認めましょうという制度です。この特別控除は国の空き家対策と言われています。

★譲渡所得とは・・・資産(今回の場合空き家)を売ったときに得る所得。例えば5000万円で売れた時、まるまる5000万円を所得とみなされる訳ではなく、最初に買った値段や売る時にかかった仲介手数料などの費用を引くことができます。

親から相続した空き家を持ったままの人には嬉しい控除制度

例えば親が住む実家の家を相続したけれども自分はもうマイホームを持っているし・・・。かと言って貸すには古くてリフォーム代が掛かりそうだし管理も面倒・・・。といった様々な理由で少し放置してしまっている家がある方には嬉しい制度だと言えそうです。ただ、この制度は国の特例措置ですので期間限定です。

3,000万円の特別控除は特例措置―適用期間の注意点

空き家 控除

この特別控除は期限付きの特性措置です。下記の2つの期間に注意が必要です。

?平成28年4月1日から平成31年12月31日までの間に売らないといけない。

?相続の開始があった日から3年目の年の12月31日までに売ること。

親が居住中に売却するより 相続後の空き家売却のほうが税金が安い!?

空き家の3,000万円控除は、共有で相続した一人につき3,000万円の控除が受けられます。

同じ家を売るのでもこんなに税金が違うんです・・・

【親の家を兄弟2人で相続して売却した場合】

売却額が8,000万円。取得費が2,000万円。譲渡費用が400万円とすると、譲渡所得は5600万円。相続人が2人なので

兄の譲渡所得が5,600万円の1/2で2,800万円。3,000万円の特別控除があるので2,800万円-2,800万円=0円

弟の譲渡所得が5,600万円の1/2で2,800万円。3,000万円の特別控除があるので0円

よってこの空き家を売却した際の譲渡所得税は0円です。

【親が存命中に売却した場合】

上記の場合と同じ金額で計算すると、譲渡所得は5,600万円。3,000万円の居住用売却控除があるので、最終的な譲渡所得は5,600万円?3,000万円で2,600万円

この空き家を売却した際の譲渡所得税は2,600万円×14.21%=3,694,600円(所得税・住民税)となります。

その差は約370万円。

もし特例期間中又は、過去3年以内に親御さんの家を相続した方は、この特別控除を使って売却を検討するチャンスかもしれませんね。

この特別控除の詳細は国税庁ホームペジで確認できます。国税庁

★★★

次回は空き家の3,000万円控除の主な要件や売却時の注意点です。

空き家の3,000万円特別控除 どんな要件があるの? 注意点

Designed by Freepik